田中ブラザーズと日々。

ママのしあわせ 家族のしあわせ 好循環

中学受験入試問題【国語】佼成学園中学校(第一回)2022

こんばんは。のぞみぽんです。

 

今日は、よく出る頻出テーマの科学技術系の問題を扱いました。文章も問い自体も、難易度は割と低めだったため、本文の正確な読み取りが試されるような基本的な問題は、皆よくできました。だた、皆が苦戦したのは、本文を踏まえて、自分の経験や歴史的な事柄から例を挙げる問題でした。今まさに求められている力が集約された問題でもあるなと感じたので、今日ご紹介することにしました♪

 

この手の問題は、割と苦手な生徒さんが多いのですよね~。

 

具体的には、

 

人類が発展し続けていくために、疑ってかかることが大切だと筆者は述べていますが、歴史的な出来事、またはあなたのこれまでの経験の中で、世の中の常識や身の回りの考えを疑ったことが「発展」や「進歩」につながった具体的な例を書いて下さい。

 

一行目(人類の発展には、批判的な見方が必要である)が、本文のまさに要約なのですが、それを12歳の子供達が自分の経験から、具体例を挙げてください!と言われているのです。難しくないです?なんなら、歴史上における例でもよいですよーと言ってくれているのですが、普段考えたこともないと、数分のうちに記述して解答するって、かな~り難易度が高いと思います。

 

この手の問いは、発想力:記述力で、5対5くらいの配点イメージでしょうか。例が思い浮かばないと、何も書けません。

 

理想的な解答への道筋としては、3つくらい例を挙げて、どれが書きやすそうか脳内(もしくは答案用紙の端っこで)マッハで検討して、1つだけ解答する、という感じです。

 

私くらい生きていると、色々な経験をしているのと、訓練によって結構例が浮かぶのですが、、、ひとまず、皆に発想段階のヒントを出してみました。歴史的な例、社会の習慣の例、個人的な経験と、3階層に分けて。でも、皆に一番響いたのは、疑ってかかるという一例に出した「ドーナツって丸いと思ってない?」という一言でした(笑)。

 

ピザは丸いと切りにくいけど、四角いと分けやすいとか、せんべいは丸い形が多いが、我が家では四角いせんべいが食べやすくて好んでいるとか、声が上がり始めました!丸が当たり前だと思っている食べ物も、そうじゃない方がいいよね、っていうことで別の形が開発されていってるね、そうそう、その感じ!イイね!イイね!

今週の宿題は、本文の音読のほかに、この例を探しながら過ごしてみることにしよう♪

 

論理的な解法が身に付くと、得点がとれるようになっていくので、それはそれで面白いと思うのですが、色々な知見を自分のことに置き換えて捉えられるようになることは、勉強の醍醐味の1つかな、なんて思います。

 

出典:

下村裕『卵が飛ぶまで考えるー物理学者が教える発想と思考の極意』<日本経済新聞出版社>

テーマ: 科学と批判精神

 

ではでは、今日もお付き合い下さり有難うございました。

みなさま、良い夜をお過ごしくださいませ

ナマステ